経営者の中で「資金が無くなったら会社を運営できなくなる」ということを理解していない人はいません。そのため、ほとんどの経営者は会社のお金について常に考えています。その結果、会社における資金の増減に対する意識が低くなって、お金が不足していることに気付きにくくなっているのです。
会社の中には、知らない間にお金が漏れてしまっていることが原因で、資金繰りが悪化してしまうケースもあります。つまり、無駄なコストによって必要以上のお金が流失してしまっているのです。
会社の現金預金は、売掛金の回収が多かった時や銀行から借入れした直後など多い時期があれば、支払いが多かった時など少ない時期もあります。
会社のキャッシュカードを普段から持ち歩いている経営者は多いです。ただしこれは、会社のお金と経営者個人のお金とを一緒にすることで、資金繰りにおいて大変危険なことです。
「どうして?」と思われた経営者は、これらをコントロールするという発想をこれまで持っていなかった方です。そういう会社にはお金がたまらなくて当然です。きっと、こう思っているのではないでしょうか。
会社に利益がでているのに、会社が借入金や仕入代金といった債務の支払ができなくなり、会社としての活動を続けていけなくなった状態になる・・・。